
長母趾屈筋と歩行と姿勢。セミナー受講しました。
こんにちは。足と靴の専門店『くずは優足屋』の西岡です。先日はお店をお休みにしてオンラインセミナーを受講してきました。取引先のシダス社が開催していて毎年楽しみにしているセミナーなのですが、今年は親指を曲げる筋肉『長母趾屈筋』がメインでした。

足の親指を曲げる筋肉としてもちろん知ってはいましたが、実際に触診している映像を見てビックリ。上の写真で見ると割と小さく細い筋肉なのかと思っていましたが、実際はかなり大きな筋肉なんだそうです。
腓骨の上部から足の親指に付着しているのですが、実際には親指だけでは無く第3趾まで付いている人が多く、人によって第2趾までの方、第4趾までの方もいて、それはまだ決まっていないそうです。まだまだその辺りも人間が進化の途中ということで興味深いです。
この長母趾屈筋は足首の可動域にも大きな影響を与えるそうで、この筋肉が硬くなっていると背屈時に距骨が固定されてしまい可動域が狭くなってしまいます。また、足のアーチの保持の役割も担っている筋肉です。
歩行の際は、母趾の指腹まで使うことが重要だそうで、そうすることによって、お尻の大きな筋肉・大殿筋の上部が使用されます。それに伴って姿勢の維持に重要な役割をしている腰部多裂筋も働くそうです。
まとめると、
母趾の指腹まで使う → 大殿筋上部が働く → 腰部多裂筋が働く → 姿勢が維持される
ということ。
ちなみに母趾の指腹まで使うためには、大股歩きよりも小股で歩く方がしっかりと使われるそうで、小股歩きを推奨されていました。シダスのホームページに歩き方の動画があったので貼っておきます。
昨年セミナーを受けた際にもお話しがあったのですが、健康を維持するためには姿勢が大事。姿勢をよくするためには歩くことが大事。ですが、現代人は歩かなくなってしまっているんです。
若い女性の偏平足や外反母趾が増加傾向にあるのも、歩く量が著しく低下しているのが要因の一つを推測されるようでした。
自分の足に合った靴・インソールを使って歩くことの大切さを改めて認識したセミナーでした。また来年の受講が楽しみです。
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