
転倒予防・転ばないための靴選び
こんにちは。足と靴の専門店『くずは優足屋』の西岡です。先日、ご来店されたお客様。「父親なんですが、身体は元気なんですけど、よく転ぶんですよ。何か転びにくい靴って無いですか?」とご質問されました。何も無い所でも転んでしまうそうで、2ヵ月に一度くらい転んでるということでした。
転ばないための靴選びについて解説します。
目次
転倒しにくい靴・転倒しやすい靴の違い
転倒する要因は様々あります。年齢が上がるにつれて筋力が低下し、転倒のリスクは大きくなりますし、段差が多かったり環境によっても転倒のしやすさは異なります。
要因は様々ですが、靴も一つの大きな要因になることは間違いありません。
そして、転倒しにくい靴・転倒しやすい靴があるのも事実です。

上の写真はよく転ぶというお客様によくオススメしているアシックスのウォーキングシューズですが、つま先がやや上がっているのがわかりますね。
ランニング用のシューズやウォーキング用のシューズは体重の移動がしやすいようにつま先を上に反らせるように作ってあります。こうすることによって、転んだりしにくいようになっているんです。

もうひとつ、これもアシックスのライフウォーカーというシリーズですが、つま先が上がっているのに加えて、つま先の素材を引っかかりにくい素材に変えています。このような工夫を加えているシューズもあります。
そして靴がフィットするようにマジックテープや紐で甲の部分を固定できる靴が望ましいです。
逆に転びやすい靴は以下のようなもの。
- つま先にそり上りが無くフラットになっている。
- ヒールのように踵が高くなっている靴
- 甲周りを抑えられないスリッポンのような靴
- 全体的に靴底が細い靴
このような靴は注意が必要です。ご年配のお客様は脱いだり履いたりが楽な靴を選ぶ傾向が強いのでスリッポンタイプを選んでしまいがちですが、転倒のリスクが高くなるので出来れば避けたいところです。
サイズの合った靴・正しい履き方が大前提
転倒しにくい靴について解説しましたが、サイズの合った靴を正しい履き方で履くということが大前提です。
よく転んでしまうという方は歩幅が狭く、足を引きずるように歩いてしまっていることが多いです。
サイズの合っていない靴や正しい履き方をしていないと足元が不安定になるため自然と足幅は狭くなってしまい足を引きずってしまいます。特にサイズが大きい場合はつま先が引っかかりやすくなります。
すると、ちょっとした段差でもつまづき、転倒してしまいます。
靴屋さんで足を測った貰い、必ず両足履いて歩いてください。その際に踵をしっかり合わせて靴紐やマジックテープで甲部分をしっかり固定してください。踵から甲がしっかりと固定され、つま先には指を動かしたりできるゆとりが必要です。
そのようにして選んでいただくと、転倒のリスクはかなり減ってくると思います。
転倒して、骨折、そのまま寝たきりになってしまうという人も多いそうです。健康のためのウォーキングがかえって不健康になってしまわないように、靴選び重要ですよ。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!!
※紹介した商品はくずは優足屋でお取り扱いしておりますが、カラー・在庫は常に変動してますので詳しくはお問い合わせください。
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