こんにちは。足と靴の専門店『くずは優足屋』の西岡です。先日は枚方市にお住いのサッカーをしている小学生がご家族でご来店。サッカースパイクにインソールの作成をさせていただきました。
小学校高学年くらいから多いセーバー病
アキレス腱の部分に痛みがあるらしく、病院を受診するとセーバー病と診断されたそうです。
セーバー病はあまり聞きなじみが無い方が多いかとは思いますが、小学校高学年から中学生くらいの男の子に多い障害です。
成長期の子どもはどんどん身長も伸びて大きくなります。骨が大きくなっていくのですが、それに対して筋肉や腱は遅れて大きくなるので負担が足・脚を中心に影響が出てきます。
成長痛で膝の痛みがでる子が多いですが、それと同じように踵からアキレス腱の付着部に痛みが出るのがセーバー病です。
足型を計測してみると、小学校高学年にしてはやや偏平足気味の足型で踵の骨が内側に傾いていました。それによってセーバー病の痛みが出やすい状態になっていたのかと思います。
足のアーチをサポートし、踵骨が真っすぐに安定するようにインソールのオーダーメイドをさせていただきました。
また、アキレス腱への負担が減るようにふくらはぎ部分のストレッチと足裏のケアについてアドバイスをしました。
セーバー病はほとんどの場合、時間の経過とともに良くなっていくパターンが多いので、それほど心配はいらないのですが、やればやるだけ上手になる小学校高学年の時代で足に痛みが出てサッカーが出来ないのは辛いですよね。
くずは優足屋のインソールで足の負担が減って、サッカーを楽しんでくれれば幸いです。ご来店誠にありがとうございました!!
なぜかサッカーをしている子に多い?なぜ?
ちょっと気になる点として、靴の業界に携わって10年以上になるのですが、セーバー病でご相談いただくのはほとんどがサッカーをしている子なんです。
これは恐らく、サッカースパイクに要因があるのでは無いかと推測しています。硬い小学校のグラウンドで硬いサッカースパイク。足に負担がかかるのは当然です。
シューフィッターとしては小学校の間は試合もスパイクでは無くトレーニングシューズを使用するように変わってくれないかなぁと思う次第です。
近所のサッカースクールのコーチも「小学校5年生、6年生になると必ず足が痛いっていう子が出てくる。」と言っていました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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