こんにちは。足と靴の専門店『くずは優足屋』の西岡です。本日は京都府宇治市からご来店のお客様にシューズのフィッティングとインソールの作成をさせていただきました。よく転んでしまうというのがお悩みでした。
お話しを伺うとお客様は以前、脳梗塞になり、それ以来右半身が不自由な状態なのだそう。それによって右足首の関節が動かせず、足首を背屈(上に持ち上げる)することが出来ない状態でした。
右足首を持ち上げることが出来ないとどうしても歩くときに足先が下がってしまい、足が引っかかり転倒してしまいます。転倒して足の骨を骨折したこともあったそうです。
くずは優足屋で動かせない右足を動かせるようにするのは無理ですが、靴が要因となって起こる転倒のリスクは少なくすることが出来ると思います。
- つま先が引っかかりにくい靴を選ぶ。
- 適正なサイズの靴を踵に合わせて紐を締めて履く。
- 軽い靴を選ぶ。←今回のお客様に限っては。
- インソールで靴と足のフィット感を上げ、支持脚を安定させる。
まず足型の測定を行い、どのシューズをどのサイズで履くかを決定しました。今回履いていただいたのはアシックスのウォーキングシューズTDW536。アシックスの定番ウォーキングシューズです。
つま先が反りあがっているので引っかかりにくくシューズのフィット感も良いので転びにくいシューズと言えます。
やや重ためのシューズの方が足元の安定感は増すのですが、今回のお客様の場合、右足首が動かせないため、重いシューズにしてしまうと右足を引きずって歩いてしまうため軽いシューズをご提案しました。
そして、足型を採取してインソールの作成。専用の機械を使って足型を採っていきます。やや偏平足の足型をされていたので、アーチをサポートできるように少し高さの調整を行って作成しました。
作ったインソールを先ほどのアシックスのウォーキングシューズに入れてご試着いただくと、
「全然履き心地が違う!!」
と好感触。
「今度は父親も連れてきます!」と帰り際におっしゃられていました。ありがとうございます。
高齢化社会が進む中で、転倒して骨折、そのまま寝たきりになってしまう。そういうケースが頻発しています。適切な靴選びとインソールでそれを少しでも減らすことが出来るかもしれません。靴選びとインソール重要です。
本日はご来店誠にありがとうございました!
ウォーキングシューズ・オーダーメイドインソール・フットケア
足と靴の専門店『くずは優足屋』
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