外脛骨障害でお悩みのサッカー少年にインソールをオーダーメイド

 こんにちは。足と靴の専門店『くずは優足屋』の西岡です。昨日は兵庫県宝塚市からサッカーをしている小学生がご来店。サッカースパイクにインソールの作成をさせていただきました。

 お話しを聞くとこの1年くらい足の内くるぶしの下に痛みがあったそうで、病院を受診すると外脛骨障害と診断されたそうです。痛みを我慢しながらサッカーをしていたそうなのですが、今年に入って痛みが増してきたそうです。

目次

外脛骨って一体何?

 まずは外脛骨(ガイケイコツ)って初めて聞く人も多いかと思いますが、内くるぶしの前方下部に舟状骨という骨があるのですが、そこに存在する副骨です。2割くらいの人にあるそうです。その部分に圧痛が出るのが外脛骨障害です。有痛性外脛骨とも呼ばれたりします。

 活動性の高い思春期に発症することが多く、内くるぶし前方下部に圧痛が有り、腫れを伴っていることも多くあります。

 大概の場合は足が内側に倒れこむ『回内足』である場合が多く、今回のお客様も回内足でした。

インソールの作成で過回内を抑制!

 ご持参いただいたサッカースパイクにも市販品のインソールが入っていたのですが、サポートする位置が反対になってしまっていて、さらに回内足を促進するインソールでした。

 お父様が言うには「このインソールを使ってから余計に痛みが強くなった。」とのこと。この辺が市販品のインソールの難しい所ですよね。基本的に良い事しか書いていないので・・・。

 足型の計測と足圧の計測をして、足の状態をチェックした後は特殊な機械を使って足型を採っていきます。

 回内足だと、足が過度に内側に倒れこんでしまう『過回内』という状態になりやすく、それを抑制するのが今回作成するインソールの狙いです。

 インソールの作成を行えばたちまち痛みが無くなる!治る!というものではありません。しかし、インソールで過回内を抑制することで徐々に改善の方向に向かうと考えています。

 足型の計測から含めて約40分程でインソールの完成。当日お持ち帰りいただけます。

 外脛骨は思春期に多い障害ですが、先日ご来店いただいた高校生も「中学生の時は外脛骨が痛かったけど今は大丈夫。」と言っていたので、年齢が上がると改善されていくケースが多いように感じています。

 痛みが出ずに思い切りサッカーが楽しめるようになることを祈っています。遠方からのご来店誠にありがとうございました!!

参考文献:日常診療でよく出会う足病変の診かた 桑原 靖著 P.92

ウォーキングシューズ・オーダーメイドインソール・フットケア
足と靴の専門店『くずは優足屋』
大阪府枚方市楠葉中町1-4
090-6322-7220
kuzuha-yusokuya@outlook.jp

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