こんにちは。足と靴の専門店『くずは優足屋』の西岡です。
さて、昨日ご来店いただいたのは70代の女性。お話を聞くと、
「踵が痛くて整形外科に入ったら、踵の骨にトゲが出来てるって言われたんです。」
とのこと。
踵の骨にトゲ!?ってびっくりしますが、踵骨棘(ショウコツキョク)と言って時々そのような診断を受けたお客様がご来店されます。
踵骨棘(ショウコツキョク)って何?
踵の痛みで多いもので足底腱膜炎(ソクテイケンマクエン)というのがあります。歩いたり、走ったりすることで足裏にある足底腱膜が緊張してしまい、それが続くと炎症を起こして痛みが出ます。それが足底腱膜炎です。
その足底腱膜炎の状態が慢性化し、長期化すると足底腱膜がカカトの骨に付着している部分が石灰化を起こし、踵骨棘というトゲが出来てしまうのです。
参考文献:日常診療でよく出会う足病変の診かた 桑原 靖著
上の写真でボールペンの先の所、ここの部分に足底腱膜に引っ張られる形でトゲが出来てしまうんです。
昨日ご来店くださったお客様もこの部分を押すと痛みがあるらしく、普段日課にしている体操に行く、行き帰りの20分歩くのも痛いそうでした。
かかとのクッションの高いタイプでインソールの作成
カカトに圧痛がある状態なので、カカトの部分のクッション性が高いシダス社のアクション+という素材でインソールを作成させていただきました。
踵骨棘の場合、ただ単にカカトのクッションを上げれば良いという訳ではありません。カカトにトゲが出た原因の足底腱膜にかかる負担を和らげないと良い方向には向かっていきません。
ですので、踵の骨を安定させて、足のアーチがサポートできるように作成させていただいています。
お客様の体操に行くときのシューズに入れて履いていただくと、
「全然違うねぇ、すごくフィットしたわ~。」
と履き心地は上々のようでした。
インソールを入れれば即座に痛みが取れて治るというものでは無いですが、足にかかっている負担は軽減できていると思います。
足底腱膜をほぐすボールマッサージも伝授
足の裏の緊張がほぐれれば踵骨棘にかかる負担も少なくなりますので、インソールの作成に加えて、足裏をほぐすボールマッサージもお伝えさせていただきました。
70代のお客様でしたが、身体を動かすのが好きみたいでしたので、くずは優足屋のインソールを使ってまた元気に体操に入ってくれることを祈っています!
ご来店ありがとうございました!!
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