こんにちは。足と靴の専門店『くずは優足屋』の西岡です。先日ご来店いただいたのはトレイルランニングをされている女性のお客様。足の裏にウオノメが有り、それが痛くてかばっているうちに他の部分も痛くなり・・・ということでご相談でした。
トレランシューズにインソール作成
お話しを聞くと、5月には50kmのトレランのレースにエントリーされているものの足が痛くて練習がストップしてしまっているそう。
早速足型の計測をさせていただくことにしました。足の大きさ・幅を計測するのと、足の荷重をフットプリントで計測すると、足の指の付け根に大きなウオノメがいくつか。
「常に小石を踏んでいるみたい。」とお客様。
それは辛いですね・・・。
足型としては足のアーチに低下が見られ、外反偏平足の状態。特に横アーチの崩れが大きく、外反母趾の傾向も有り、ウオノメの出来る所に負担がかかっているような感じでした。
まずは足のアーチをサポートするためにインソールの作成を行いました。上の写真のような特殊な機械を使って足型を採取していきます。
ご持参いただいたのはサロモンのトレイルランニングシューズ。悪くは無いのですが、靴紐では無く、細いワイヤーで締めるタイプのシューズで細かいフィット感の調整がしにくいのが難点。
そのせいか、靴の中で足がやや前にずれている傾向がありました。お客様もそれは自覚されていたようで「うまくフィットしていない感覚があります。でも、紐をきつくすると甲が痛くて・・・。」とのこと。
インソールは中で足のずれが防げるようにグリップの強めの素材で作成いたしました。
約40分でインソールは完成。トレランシューズに入れて履いていただくと、
「うわっ、全然違う!走るのが楽しみ!」
とフィット感が良くなったことにビックリされていました。
その後はくずは優足屋のフットケアコースでウオノメの除去を受けていただきトータル1時間40分程で終了。
5月のトレラン大会に無事出場&完走できることを祈っています!ご来店誠にありがとうございました!
トレランシューズにインソールを入れるメリット
マラソンランナーがインソールの作成にご来店されることは多いですが、むしろトレランをされる方の方がインソールを入れるメリットは実感できるように思います。
というのも、前に走る単調な動きの繰り返しのマラソンに比べると、トレイルランニングは足をサイドに動かしたり、下りでは跳ねるような動きが有ったり、様々な動作が入ってきます。
インソールを作成し、足のアーチをサポートすることで、まずはシューズと足に一体感が生まれ、フィット感が向上します。
そしてバランスが取りやすくなってくるので、足首・膝・腰への負担も減ってきますし、転倒のリスクも軽減されます。
よくトレイルランナーから「トレラン走ると爪が死ぬ。」と相談を受けるのですが、インソールを入れたら「爪が死ななくなった。」と言っていただけたことも有ります。
メリットをまとめておくと・・・
トレラン選手も愛用のシダスのインソール
くずは優足屋ではフランス・シダス社のオーダーメイドインソールのシステムを取り入れているのですが、トレラン選手の中にもシダスインソールの愛用者が多数います。
↑シダスジャパンホームページより(https://sidas.co.jp/athlete/post-253.php)
女子では2019年熊野古道トレイルランニングレース準優勝の杉野綾乃選手。手に持っているのはシダス社のスパイク+という種類のオーダーメイドインソール。
主に野球やサッカー向けに使われるインソールですが、トレイルランニングの選手からも評判が良いようです。薄くてグリップ性・耐久性が良いインソール素材です。
男子では大瀬和文選手。2016年御岳ウルトラトレイルで優勝した選手です。手に持っているのはシダスの既製品のラン3Dセンスですが、カスタムランライトという超軽量のオーダーメイドインソールも使用しているそうです。
↑シダスジャパンホームページより(https://sidas.co.jp/athlete/post-147.php)
「しなやか、反発性、レースに集中できる!」とコメントされています。
くずは優足屋ではシダス社のラインナップに加えて、素材からチョイスして作成するオリジナルのインソールの作成を行っています。お客様のご要望、ご持参のシューズとの相性、走力など様々な要素から最適なインソールを作成していきます。
みなさまのご来店をお待ちしております。
ウォーキングシューズ・オーダーメイドインソール・フットケア
足と靴の専門店『くずは優足屋』
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