こんにちは。足と靴の専門店『くずは優足屋』の西岡です。先日はランナーズニーでお悩みのお客様がご来店。ランニングシューズにインソールの作成をさせていただきました。
ランナーズニーで膝に痛みが・・・
お話をお伺いすると1年前からランナーズニーで膝に痛みが出ていてなかなか治らないそうで、マラソンも走りたいけどハーフが限界とのこと。
実は私店主西岡も一時期ランナーズニーに悩まされていて苦労した経験があるんです。
ランナーズニーは俗称で病院を受診したりすると腸脛靭帯炎と呼ばれます。膝の外側に痛みがでるのが特徴でランナーに多いのでランナーズニーと呼ばれます。
インソールを作成して偏平足の足のアーチをサポート
早速足型の測定と足圧の測定を実施。ランニングシューズのサイズは間違っていなかったのですが、O脚で偏平足気味。このアライメントだとランナーズニーで痛みのでる腸脛靭帯に負担がかかりやすいんです。
偏平足の場合、足が内側に倒れやすく、その影響によって脛の骨が内側に捻じれるようになります。腸脛靭帯は脛の骨の上部に付いているので偏平足の場合、そこに負荷が生じてしまいます。
インソールの作成によって、足が内側に倒れこむのを防いで真っすぐに足が抜けるようにします。
柔軟性の低下も要因の一つ
さらに話を聞いていると身体が硬いそうです。インソールの作成で足元から整えていくアプローチともう一つはストレッチで筋肉から腸脛靭帯への負担を減らすことをお話ししました。
腸脛靭帯は大殿筋というお尻の大きな筋肉と大腿筋膜張筋という太ももの外側の筋肉から膝に付着している靭帯です。
腸脛靭帯にかかる負担を減らすためには大殿筋と大腿筋膜張筋のストレッチが重要になります。現在は動画なんかでストレッチの仕方なども出てきますから便利ですね。
お客様もYoutubeでストレッチの動画も見ているらしく、それはぜひ続けて欲しいと思います。
ランナーズニーは完治がわかりにくいのが厄介
これは私自身の経験なのですが、ランナーズニーは完治したかどうかがわかりにくいのが厄介な所なんです。
普段の生活は全く問題無く、走り始めてもしばらくは大丈夫。「あっ、今日は痛み無く走れそう!」と思ったら10kmの手前で膝に痛みが・・・。
そこからは止まるまでどんどん痛みが・・・。でも翌日は特に問題無し。
だから、慎重に慎重に練習距離を伸ばしていくのが良いです。治ったと思って無理しないようにしましょう。あとは、痛みが出た時はアイシングは欠かせませんでした。
私の場合は治ったと思うまでは約3ヵ月かかりました。
今日のお客様も痛みが出ることなくランニングを楽しんでいただければ幸いです。
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