こんにちは。足と靴の専門店『くずは優足屋』の西岡です。
先日ご来店いただいたのは扁平足で歩くと膝・腰が痛いとお悩みの女性のお客様。ニューバランスのシューズを2足ご持参でご来店くださいました。
2足ともニューバランスのシューズ。どちらも同じサイズ。でも片方のシューズは痛み無く歩ける。もう片方のシューズは歩くと痛い。
痛くなるのは上の写真のニューバランスのシューズ。一見足に優しそうな、足が痛くなりにくそうなシューズですよね?一体なぜでしょうか?
まず足型の計測をしていきます。足の大きさと幅、それからフットプリントで足圧を計測。お客様が言われている通り扁平足の足型をされていました。
扁平足というのは足のアーチ(土踏まず)が崩れて、下がってしまっている状態です。扁平足の足の特徴は安定感が無いことです。
足は3つのアーチが機能し、カメラの3脚のように身体を支えています。↓
この3つのアーチが崩れていると、足元がグラグラしてしまって不安定になってしまいます。足元が不安定だと、膝や腰に負担がかかってしまいます。
今回、痛みが出てしまったニューバランスのシューズ。実はこのシューズはランニングシューズなんです。ウォーキングシューズと比べるとクッション性が高くなっているのが特徴です。
しかし、クッション性が高くなると、ぐらつきが大きくなってしまい、安定性は低下してしまいます。
特に最近のランニングシューズは厚底ブームということもあり、クッション性がかなり高いものが多く、安定性が犠牲になっています。
扁平足で足が不安定になりやすい状態+安定性が少ないランニングシューズ。この組み合わせが上手く合わなかったため膝や腰に負担がかかってしまったのだと推測できました。
ということでご提案させていただいたのがこちらのシューズ。こちらもニューバランス。ウォーキング用のニューバランス880シリーズです。
冒頭の写真のニューバランスのランニングシューズと比べて、安定性とクッション性のバランスがよく歩きやすいシューズです。
このシューズに扁平足の足型をサポートするためのインソールの作成をさせていただきました。これで痛みが出にくい状態で歩いていただけると思います。
ランニングシューズをウォーキングで使用する場合は、かえってその高いクッション性が邪魔になってしまうことがありますので注意が必要です。
みなさまがこれからも健康に歩き続けられますように。最後までお読みいただきありがとうございました。
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