こんにちは。足と靴の専門店『くずは優足屋』の西岡です。
お子さんの靴を選ぶとき、すぐ大きくなるからと言って大きめの靴を買っていませんか?親御さんのその気持ちはわかりますが、大きめの靴を履くと身体に大きな影響を与えます。その点について今日は解説します。
なぜ大きめの靴を履くと良くないのか?
なぜ大きめの靴を履くのが良くないのか、なんとなく大きめを履くのが良くないと頭でわかっていても、しっかり説明できる人は少ないと思います。
良くない理由を一言でいうと、
姿勢が悪くなる!
からです。
大きめの靴を履くとなぜ姿勢が悪くなるのかを順を追って説明すると、
①大きめの靴を履くと、ブカブカするので足がズレたり、脱げたりしないように無意識に指を曲げたり、上に反らしたりして履くようになる。
②指がしっかりと使えない状態で靴を履くことによって、重心が踵の方にかかってしまう。
③踵重心になってしまうと後ろに倒れたくないので、本能的に頭と肩を前に出してバランスを取ろうとする。
④姿勢が悪くなって猫背気味になる。
といった具合です。
そして、姿勢が悪くなると、膝や腰に負担がかかったり、頭痛が起こりやすくなったり、様々な形で不調が発生します。姿勢が悪くなると呼吸も浅くなってしまうので気分も沈みやすくなってしまうのです。
子どもの靴のサイズに疑問を持ちましょう。
大きめのサイズを履かせていない。という方も子どもの靴のサイズに一度疑問を持つようにしましょう。本当にこのサイズであってるのかな?と。
というのも買い替える毎に大きなサイズにしている人が多いからです。
実は足自体はそんなに大きくなっていないのに買い替えの際に大きいサイズにしてしまって、ずっと大きい靴を履く状態がつづいている人が結構います。
じゃあ、どうやってチェックしたらいいのかを次で解説します。
子どもの靴のサイズが合ってるかチェックする方法
子どもの靴のサイズをチェックする際に私もよく行うのが、靴のインソール(中敷き)を外して確認する方法です。ほとんどの子ども靴はインソールが外れるようにできていると思いますので、取り外して子どもの足を乗せてみましょう。
上の写真のように指回りは少し余裕が必要です。インソールとぴったりだと歩くと窮屈になってしまいます。大体指1本分くらいは必要です。
歩く動作を考えたときに上の写真のようにつま先をカバーするだけのゆとりが必要なのです。
踵はインソールのへりと踵の一番出ている所が合うようにして足を乗せてくださいね。このようにしてチェックするとサイズが適正かどうかわかりやすいです。
あまり子どもの声に耳を傾けすぎない。
子どもの心理として、大きめの靴を履きたがる傾向が有ります。
前職での話ですが、私(169cm)よりも背が低い中学生が
「これの29cm出してください。」と声を掛けてきたことがあります。
実際に測ってみると25㎝ありませんでした。
特にバスケットボールをやっている子などは大きな選手に憧れがあるからか、かなり大きなサイズを履いているパターンが非常に多かったです。
また、子どもはあまり靴のサイズがどのくらいがいいのかはわかっていません。
大きいサイズの靴は足を入れた瞬間が楽なので、それを選んでしまいがちですが、本当にこれでいいのか店員さんと相談するか、親御さんが先ほどの方法でチェックしてあげてください。
紐やマジックテープを活用しよう!
適正なサイズの靴を履いてもらうことも大事ですが、きちんと靴を履くことも大事です。踵を踏みつぶして履いたりしていませんか?踵がつぶれると歩行自体に安定性が無くなります。踵を合わせてしっかり紐やマジックテープで甲の部分を固定するようにお子さんに伝えてください。
紐がうまく結べないという場合は頑張って練習させるか、マジックテープの靴を使用してください。
未来ある子どもたちのためによろしくお願いいたします。
注:ここまで書いておきながら、くずは優足屋は子ども用の靴は取り扱っていません。すいません。
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