足裏にマメが出来て痛い！シューフィッターが対処法を解説！
先日、陸上競技をされている高校生のお母さんから「息子が足裏にマメが出来て痛いと言っています。何か対処法はありませんか？」とご相談がありましたので解説します。
目次
そもそも足裏のマメって何で出来るの？？
対処法の前に、足裏のマメがなぜ出来るのかについてお伝えします。足裏のマメは火傷（やけど）の一種です。靴の中で足の皮膚と靴の素材との間で摩擦が起こり、熱を持ちます。その熱を抑えようと体内の水が集まってきてマメになります。水膨れなんて言ったりもしますね。
タコ・ウオノメと間違えられることが多いですが、タコ・ウオノメは皮膚が硬くなって盛り上がるのが特徴なので、皮膚トラブルという点は同じですが、マメとは全く違うものです。
足裏にマメが出来てしまう場合の対処法は？
①靴のサイズ・幅は合ったものを履いていますか？
まずは、靴が足に合っているのかが重要なポイントです。足にマメが出来てしまう場合、サイズが大きい場合が多いです。なぜならマメの原因は摩擦です。靴が大きいと靴の中での足が動いたりずれたりします。それによって摩擦熱が生じて、マメになってしまいます。
ですので、靴のサイズや幅が合っているのかチェックが必要です。靴屋やスポーツ用品店で自分の足に合ったシューズを見つけましょう。
②靴紐をしっかり締めて履いていますか？
靴紐が緩い状態で履いていると、靴の中で足がずれて摩擦熱が起こりマメが出来てしまいます。スポーツをされている場合は紐が緩いとパフォーマンスの低下や故障のリスクも上がりますので、しっかり締めておきたいですね。
③ワセリン、皮膚保護クリーム等を使用する。
ワセリンや皮膚保護クリームを使用するのもオススメです。スポーツをされている場合、どのあたりにマメが出来やすいかなど、だんだんわかってきます。その部分に予めワセリンや皮膚保護クリームを塗って保護しておくと、マメが出来にくくなります。
私自身もマラソンを走りますが、ウェアと擦れる脇回りと股の内側にワセリンを塗って、皮膚トラブルを防ぎます。
皮膚保護クリームはアースブルーのプロテクトＪ１がオススメです。長時間のトレイルランナーにも人気の商品です↓。
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④インソールの作成は効果的
私はフルマラソンを走りますが、足にマメが出来たことは一度も有りません。足に関しては皮膚トラブルはほぼありません。その代わりウェア擦れなど別の部分のトラブルは時々ありますが・・・。
足にマメが出来ない理由はインソールにあると思っています。仕事柄走る靴も通勤靴もほぼ全てのシューズに足型を採って作製したインソールを入れています。靴の中で足がずれず安定しますので走りやすくもなりますし、トラブルも減るのでオススメです。
⑤絆創膏・テーピングでマメが出来やすいところを直接保護
ワセリンや皮膚保護クリームを使ってもあまり効果が出ない場合など、マメが出来やすい部分を予め絆創膏・テーピング等で保護するのも対処法の一つです。テーピングは伸縮性のあるテープを使用するのがベターです。
⑥出来てしまった時の対処法
足裏にマメが出来ると水膨れが出来ます。ここで意見が分かれるのは水を抜いたほうが良いか、抜かない方が良いか。雑菌が入って感染症の恐れがあるので抜かない方が良いと言われていますが、私自身の実体験からは抜いたほうが痛みが少なくなり、楽でした。
消毒した針を使用して、水膨れ部分に小さな穴を開けると水が抜けていきます。患部も消毒を行って、絆創膏を貼って保護します。
水を抜くときは、針で怪我しないように十分に気を付けてくださいね！
⑦ソックスについて
上記試してみてもなかなか改善されない場合はソックスに原因があるかもしれません。競技志向が強い方の場合、滑り止め付きのソックスを使用しているケースが有ります。私個人としては滑り止め付のソックスはあまり良い印象がありません。滑り止めの素材が強くなりすぎてソックスとの摩擦が強くなるケースがあるからです。
指回りにマメが出来てしまう方などは５本指ソックスの使用がオススメです。
最後に
マメが出来てしまう要因としては走ったり歩いたりするときのフォームやスポーツの特性などもあると思います。例えば、野球部の子が素振りで手にマメができるなど。どこにマメが出来てしまうのかを把握しておくと、事前に対処も出来るようになってくるはずです。マメが出来ずに思い切り走れるようになることを祈っています！お問い合わせありがとうございました！
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