バスケットシューズを野球スパイクに!?メジャーで増加中らしい。

こんにちは。足と靴の専門店『くずは優足屋』の西岡です。気になるニュースを見つけたのでシューフィッターなりに考察してみたいと思います。気になるニュースとは以下リンクをご覧ください。

ジョーダンマークが野球のスパイクに? 巨人のビーディは“バッシュ”でマウンドへ

巨人の新外国人選手でピッチャーのビーディ選手がなんと、ジョーダンのロゴが入ったシューズを履いてピッチングをしているとのこと。

それはバスケットシューズを野球スパイクに作り替えてもらったと本人談。もしかしたら日本人選手でも真似する選手が出てくるかも?と思ってちょっと考察してみました。

目次

日本でももしかしたら流行するかも?バッシュスパイク。

ビーディ選手は記事の中で「僕はバスケットボールシューズの方が、安定性があって好きなんです」とコメントしています。

確かにその通りで、バスケットボールはジャンプ動作が多い競技。足元を安定させて、捻挫などの故障を防ぐように作られています。ミッドカットからハイカットが主流なのもその理由です。

バスケットボールシューズは
・ミッドカット、ハイカットが多く、足首までホールドし、安定させる。
・ソールの接地面積が野球スパイクに比べ広いので安定する。
・ソールに厚みがあるので、スパイクの突き上げを感じにくい。

一方でデメリットとしては
・野球スパイクよりも重たい。
・ミッドカット、ハイカットが多いので足関節の動きが制限されやすい。

安定性が高いと、力が逃げにくくなるので、速球が投げやすくなったり、コントロールがつけやすかったりしますね。しかし、足首の可動域が狭くなるというデメリットがあり、次の写真を見てください。

 日本のピッチャーはボールをリリースするとき、足首が伸びている選手が多いように思います。この動作はバスケットシューズの場合はやりにくくなるでしょう。

 出来るだけボールを長く持って、ホームベースに近い所でリリースしたいというピッチャーにはバスケットシューズは向かないはずです。

やり投げ用のシューズみたいに左右非対称なんて有りかも!?

 とは言っても、バスケットシューズを野球スパイクに作り替えるという既成概念にとらわれない自由な発想というのは素晴らしいと思います。

 個人的にはやり投げ用のシューズみたいに左右非対称のシューズを使うのも有りでは!?と思います。

上の写真がASICSのやり投げ用シューズ、ジャベリンプロ2です。このシューズは右投げ用で踏み出す方の左足側がハイカットでしっかりと足首を固定できるようになっています。

 これにより、最大限にパワーを槍に伝えて、遠くに飛ばせるようにしています。もちろん陸上競技用なのでそのままでは野球には使えませんが、これを野球用にリメイクしたものを使う人が出てきてもおかしくないと思います。

 フィールディングは少しやりにくくなりますが、踏み出した足はしっかりと安定し、後ろの足の可動域も妨げられない。特にリリーフでパワー系のピッチャーなんかはオススメです。アシックスさん作ってくれないかなぁ・・・。

 そういえば、オリックスの山本由伸投手は自主トレに槍投げのようなことをしていましたし、同じ投げる動作ですし、面白いと思います。

 もしかしたらピッチャーは左右非対称のシューズが主流になる。なんて日が来るかもしれません。

 あっ、ちなみに筆者は野球未経験。阪神ファン歴30年のシューフィッター。ただの独り言に近い内容ですので悪しからず。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

ウォーキングシューズ・オーダーメイドインソール・フットケア
足と靴の専門店『くずは優足屋』
大阪府枚方市楠葉中町1-4

 

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

コメントは日本語で入力してください。(スパム対策です)

CAPTCHA

目次