意外と知られていない！？革靴とスニーカーのサイズの違い
こんにちは。足と靴の専門店『くずは優足屋』の西岡です。
靴屋さんに行って、
「これの２６ｃｍ出してください。」と言ってだしてもらって履いたら、
あれ？？やけに小さいぞ・・・。いつも２６ｃｍなのに・・・。
とそんな経験したことありませんか？
実は革靴とスニーカーではサイズが大きくことなるんです。
その点について解説します。
目次
同じ２４．５ｃｍの靴なのに・・・
違いがわかるように用意したのは上の写真の２足。
ムーンスターの革靴ＷＬ２５４７ＥＥ（黒）、ニューバランスのスニーカーＷＷ８８０ＥＥ（グレー）。どちらもウォーキングシューズと呼ばれるタイプのものですが、作りが大きく違うのでこの２足をチョイスさせていただきました。
どちらも２４．５ｃｍのシューズです。
見た目からはあんまりわかりませんが・・・
中敷きを外してみましょう。
あれ？ムーンスターの黒の中敷きの方が大きく見えませんか？
重ねてみると、ほらこの通り、ムーンスターの革靴の中敷きの方が５ｍｍ以上は大きくなっています。
違いは『捨て寸』があるかどうか？
ビジネスシューズやパンプスなどの革製の靴はほとんどのものに『捨て寸』と呼ばれる余分が設定されています。履いた時につま先が当たって不快にならないように予め大きく作るのです。
一方でスニーカーのほとんどはこの『捨て寸』が設定されていません。
ですので、
捨て寸のある革靴は作りが大きく
捨て寸の無いスニーカーは相対的に作りが小さく
なっているのです。
スニーカーも革靴も同じサイズを履いているという方は、どちらかのサイズが小さかったり大きかったりする可能性があります。
この違いを頭に入れてもう一度靴選びをしてみてください。
表記が同じでも幅や大きさの異なるシューズの特徴を知り、提案するのがシューフィッターの仕事
今回は、革靴とスニーカーのサイズの違いについてお話しましたが、同じスニーカーでも、同じメーカーのシューズでもサイズが異なることもたくさんあります。
そのような場合でも一足一足の履き心地や幅・大きさなどを把握して、お客様にピッタリな一足をご提案するのが私たちシューフィッターの仕事です。
ちなみにくずは優足屋にあるシューズは全て一度足を入れて確認してます。女性の物は家族に頼んで履いてもらってサイズ感や履き心地を確認してもらっています。
シューフィッターによる足型計測はくずは優足屋にお任せください。
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