こんにちは。足と靴の専門店『くずは優足屋』の西岡です。今日はご近所にお住いの80代のおばあちゃんのシューズフィッティングをさせていただきました。もうすぐ90歳に近いのですが、目は見えにくくなっているものの、しっかりとした足取りで歩かれていて、とっても元気そうです。お話をしているとこんなことをおっしゃられていました。
「私、全然靴底減らないんです。だから靴が長持ちするんです。」
それとは反対に、
「すぐにシューズがボロボロになってしまうんです。」と言われるお客様もいます。その違いは一体何でしょうか??
靴底がすぐにすり減ってしまう方の特徴
靴底が減らないというそのお客様、足が小さくてなかなか合う靴が見つからないそうで、さらに、足が靴の中でおよいでしまうのが苦手でしっかりと靴紐を締めて履かれているそうです。
また、歩き方にも気を付けられていて、真っすぐに足が出るように注意しながら歩かれているそうです。
これを聞いて、なるほど、と思いました。
靴底がすぐにすり減ってしまう方の特徴としては、
●紐をしめずに緩い状態で履いているため、地面に靴を引きずるようにしてしまっている。このような方は足音が大きいです。
●真っすぐに体重が移動せずに左右に身体や足が振られてしまっている。
●やわらかい、軽いが特徴のシューズを履いている。
やわらかい、軽いを特徴にしているシューズは耐久性が犠牲になっていることが多いです。ですから、そもそもの問題としてシューズがボロボロになりやすいです。
ということが挙げられます。
もちろん、体重であったり使用頻度や使用時間、歩く距離によっても大きく異なりますが、正しい履き方、歩き方、シューズの選び方をしている場合はシューズは長持ちします。
シューズがすぐにボロボロになってしまって困っているという方はぜひシューズの選び方、履き方、歩き方を見直してみましょう。歩き方はすぐに帰るのは難しいかもしれませんが、履き方なら踵を合わせて紐をしっかりしめるだけですのでそんなに難しいことではありません。
今日ご来店されたお客様は小柄な方で、なおかつ歩き方や靴の履き方も気にされているようでしたので、シューズがなかなか減らないんだと思います。
もうすぐ90歳になるとのことでしたが、お話しているとまだまだ元気そうでしたし、今回ご購入されたシューズも上の写真のムーンスターSP0502の白で、若々しいのをチョイスされていますし、これからも元気に歩き続けて欲しいです!
ご来店ありがとうございました!!
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