こんにちは。足と靴の専門店『くずは優足屋』の西岡です。くずは優足屋には足の事でお悩みをお持ちのお客様がたくさんいらっしゃいますが、ご年配の方を中心に「柔らかくて軽い靴が良いねん。」と言われることが多々あります。今回は柔らかくて軽い靴について解説します。
「柔らかい靴、軽い靴が良い」っていう方が多いので上の写真のような通販の靴も多く売れているようです。靴底がグニャって曲がって、さぞ履き心地が良さそうにアピールしていますね。でも、これが危険なんです。
柔らかい靴、軽い靴って実は作るのがすごく簡単なんです。靴底を薄くして強度の無い素材を使えばいいだけですから。でも、そうやって作るとどうなるか?
まず、足がブレないようにする安定性は著しく低下します。それによって足・身体が左右にブレやすくなり、結果として足首、膝、腰などあらゆるところに負担をかけます。
軽くすると靴の衝撃吸収性も低下します。これによって地面から受ける衝撃がもろに足に来るようになります。
靴底が柔らかすぎるのも問題です。写真にあるようにグニャっと足の真ん中の所で曲がってしまうと足裏にかかる負担は大です。足の関節で歩行時に最も大きく曲がるのはMP関節と言って足のつま先から3分の1くらいの所です。
その部分だけ足なりに曲がってくれるのが良い靴でキチンとした靴であればそのように設計されています。
柔らかい靴、軽い靴がみんな駄目なわけでは無いのですが、柔らかい靴、軽い靴は他の機能を低下させている可能性がありますので注意が必要です。
量販店に売っている価格の安い靴にはただ柔らかいだけ、ただ軽いだけの粗悪なものも多くありますのでその点も注意してください。
価格・柔らかさ・軽さだけで靴選びすると健康を害しますからね。足元を整えることは健康への近道です。
ウォーキングシューズ・オーダーメイドインソール・フットケア
足と靴の専門店『くずは優足屋』
大阪府枚方市楠葉中町1-4
090-6322-7220
kuzuha-yusokuya@outlook.jp
コメント