靴は身体に悪いもの??

 こんにちは。足と靴の専門店『くずは優足屋』の西岡です。今から100年程前の日本ではまだ靴を履くということは一般的ではありませんでした。ほとんどの人が裸足や草履を履いていました。しかし、現代ではどんなに小さな子どもでも外に出る時は靴を履くようになりました。

 20世紀に急速に靴文化が取り入れられたことによって、それに伴って足に異常がある人の数も増えているように感じます。さて、靴は身体に悪いものなのでしょうか?

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裸足の国と日本では足の以上に大きな差が・・・

 浮指・外反母趾研究科の笠原巖先生が著書『お母さん!子どもの足が危ない!」で自身が東南アジアの子どもたちと日本の子どもたちの足を調査した結果について述べられています。それを引用すると

 幼稚園児くらいまでは、裸足の国の子どもと、日本人の子どもの足に大きな差は見られません。
(中略)
 ところが、小学校に入学する年齢から小学三年、四年生と学年が上がるにつれて、裸足で歩く国の子どもたちの足は、次第に足指が踏ん張ってしっかりした足裏のアーチが出てきました。逆に、日本人の子どもたちは、そのまま足指が浮いて、はっきりとしたアーチが形成されません。

 人間の足の裏にはメカノレセプターという無数の感覚受容器が備わっています。裸足で歩くことによって、足の裏が刺激され、その刺激が脳に伝わり、身体のバランスを取ったり、足の成長を促すのです。

 しかし、幼い時から常に靴を履き続けることで足の裏が刺激されず、足がしっかりと育たないのです。それが今、子どもたちに浮指や外反母趾が増えていると言われていることと大きな関わりがあるはずです。

靴は身体に悪いもの!だからこそ慎重に!

 私、くずは優足屋店主の西岡は靴は身体に悪いものだと思っています。だからと言って、私が毎日裸足で過ごしているかというとそういう訳ではありません。毎日の通勤を裸足で歩いていたら、きっとみんな「えっ?」と白い目で見るでしょう。

 昔と違い、地面はアスファルトで固められているし、地面にガラス片が落ちている場合もありますから靴を履くことが常識になっています。でも、身体に悪いものということを理解して、慎重に靴選びをしてほしいんです!

 靴の業界に携わっていて思うことがあります。立ち姿が綺麗だなぁって思った人は大概、綺麗な靴をきちんとした履き方で履いています。

 逆に姿勢が悪いと感じる人は、ボロボロの靴だったり、紐を締めずに履いていたりすることが多いです。

 合わない靴を履いていると、合わない靴に合わせた歩き方になり、姿勢が崩れていきます。姿勢が崩れていくとひざや腰、肩など様々な所に負担がかかってきます。たかが靴と思っていたら痛い目にあいます。

靴は身体に悪いものです。だから真剣に慎重に靴選びをしましょう!!

ウォーキングシューズ・オーダーメイドインソール・フットケア
足と靴の専門店『くずは優足屋』
大阪府枚方市楠葉中町1-4
090-6322-7220
kuzuha-yusokuya@outlook.jp

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