こんにちは。足と靴の専門店『くずは優足屋』の西岡です。先日ご来店いただいたのはバスケットボールをしている中学生の女の子。外反母趾が痛いのと、よく捻挫するからとお母様が心配して連れてきてくれました。
早速足型の計測をさせていただくと、なるほど確かに外反母趾の状態。足の大きさと幅を計測したものの、バスケットシューズのサイズが大きい。22cmの足長に対して24cmのシューズを履いていました。
バスケットシューズもスポーツブランドのものでは無く、恐らく通販か何かで購入されたのではないかと思うもので、作りがかなり緩く、足にフィットしない構造のもの。
そして、バスケ部で1年間やっていたのにも関わらず、靴紐は使っている形跡が無く、いつもそのまま脱いだり履いたりしていました。
この状態はまずいと思い、すぐに近くのスポーツ店に行ってもらいアシックスのバスケットシューズを購入してきてもらいました。サイズは1cm下げて23センチ。
そして、そのバスケットシューズにインソールの作成を行い、靴紐の締め方についてアドバイスをさせていただきました。
くずは優足屋では必ず靴紐の締め方についてお伝えしています。というのも、どれだけ良い靴を履いても、インソールをオーダーメイドで作っても靴紐で足にフィットさせないと意味がないからです。
今回ご来店された中学生、靴紐を使っていなかったのですが、この子が悪いというわけでは無いです。だって、今まで教わっていないんですから当然しないですよね。
靴紐の締め方って一体誰が教えてくれるのでしょうか??
親?学校の先生?部活の先生?それとも靴屋さん??
誰も教えてくれないんですよね。靴屋さんでも買う時に靴の履き方について教えてくれる店員さんなんて滅多に見かけません。
靴の履き方、靴紐の締め方について教えるのは靴屋の責任だと思っています。しかし、その責任を放棄して言われたサイズを出すだけの靴屋さんが多いことがこの靴業界の闇です。
靴屋がお客様にまず靴の履き方、靴紐の締め方について伝える。そして、スポーツの指導者が靴の履き方、靴紐の締め方について理解し、きちんと履けているかチェックしてくれるようになればもっと良いですね。
ちなみに欧米の方は一日中靴を履いていることが多いので、きっちりと靴紐を締めます。その方が動きやすく、疲れにくいことをよく分かっているからです。
日本もそのように靴紐を締めるのが当たり前になるようにしていきたいですね。
長文になりましたがお読みいただき、ありがとうございました!!
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