メンズのシューズとレディスのシューズ。どう違うの？比較してみた。

2021年9月17日

　こんにちは。足と靴の専門店『くずは優足屋』の西岡です。女性のお客様でも２４．５ｃｍくらいの足の大きさになるとメンズのシューズにもサイズがあるものがあります。こんな場合ってメンズを履いてもＯＫ？って疑問に思いますよね？今日はメンズのシューズとレディスのシューズの違いについて記事にしてみました。

アシックスのシューズでメンズ・レディスを比較

　アシックスの定番ウォーキングシューズ『ハダシウォーカー』のメンズ２５．０ｃｍとレディス２５．０ｃｍで比較してみました。

　まず実際に私、店主西岡が履いてみるとメンズの２５．０ｃｍは丁度良い感じ。指回りに適度なゆとりもあり、歩きやすい。

　レディスの２５．０ｃｍを履いてみると、ややきつくて指回りもゆとりが無くて窮屈な感じがします。

　靴自体の大きさを比較するのは難しいので、わかりやすいように中敷きを外して比べてみました。ピンクがレディス、下のベージュがメンズの中敷きです。

　明らかにメンズの方が大きいですよね？同じ２５．０ｃｍのシューズなのに不思議ですね。でも、そうなんです。メンズの方が同じ２５．０ｃｍでも縦の長さも大きい場合が多いんです。

　定規で中敷きの長さを測ってみると、メンズが２６．６ｃｍ、レディスが２６．１ｃｍ。０．５ｃｍの差があり、メンズの方が大きいです。

　足幅だけでは無く、長さまで違うって驚きですね。

　踵の大きさにも違いが有ります。左がメンズのシューズ。右がレディスのシューズ。左のメンズのシューズの方は踵周りが大きく開いているのに対して、右のレディスは細くなっていますね。

　男性よりも女性の方が踵の大きさも小さいので、レディスのシューズはそのような女性の足型に配慮した作りになっているということです。

　靴の裏側を見てみましょう。左がメンズの靴底。右がレディスの靴底。特に着目してほしい部分はつま先側の前足部です。

　レディスのシューズの方が細かくブロックが分かれていて、溝が多いですよね。

　歩いてみたり、持って曲げてみたりしてもわかるのですが、レディスのシューズの方が柔らかいです。足先の方がよく曲がる設計になっているのがわかります。

　これは男性よりも女性の方が筋力が弱いため、歩きやすいように靴底が返りやすくなっているんです。

　別に駄目ということは無いですが、それぞれレディスシューズは女性用の足型を使って作っていますし、極端な足型でない限りは男性はメンズのものを、女性はレディスのものを履いたほうが良いと思います。

　例えば、女性の方で幅の細いかたがメンズを履くと、幅が全く合わずにブカブカになってしまいますし、男性の幅広の方がレディスのシューズを履くときつくてかなり歩きにくいと思います。

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