こんにちは。足と靴の専門店『くずは優足屋』の西岡です。先日、沖縄の赤田義肢さんのインスタグラムで紹介されていた本『小児靴の手引き書2023』。これを取り寄せたら思いのほか良い本だったので紹介します。
小児靴の手引き書ってどんな本?
この本は日本フットケア・足病医学会が発行しています。日本フットケア・足病医学会の学術委員会『子どもの足・靴改革ワーキンググループ』が監修して作成されたようです。
形成外科、循環器内科、整形外科、皮膚科、保健学修士、義肢装具士、ドイツ整形靴マイスターなど様々な医療や靴・健康の専門家の力が結集して作り上げられた1冊です。
内容としては、子どもの足の特徴やその成長過程、それに合わせた靴選びや履き方など、専門家の視点から詳しく解説されています。
やや専門的な内容も含まれますが、図や表、写真などもたくさん使われ、比較的簡単な言葉で書かれているので、一般の方でも読んでいただけると思います。
なかなか子ども靴に関してまとめた本というのは珍しくて、とても内容も良いのですが、この本何と400円(税込)で取り寄せが出来るんです!(送料入れても770円)
専門家が監修・発行した本としては安すぎでしょ!?これは足・靴に携わる人はぜひ一冊持っておいて損は無いと思います。下記ホームページから申し込み可能です。※2023年6月現在
日本の子ども靴の問題点
日本は欧米に比べて、靴の文化が短く、さらに脱いだり履いたりが多いので、靴をきちんと履かずにスリッパのようにして履いてしまう人が多いです。
それは子どもも同じで踵を踏んでしまっている靴もよく見かけ、それを親も注意しない。靴に対しての意識が欧米とは全然違うと思います。
学校の靴にしても、何十年も前から変わらないペラペラの上靴。なぜか通学靴は歩くに適さないローファーなど、疑問の残る点が非常に多いです。
未来ある子どもたちのために靴の履き方や靴選びについて、もっともっと啓蒙していかないといけないとシューフィッターとして感じています。
そのためにも、今回の『小児靴の手引き書2023』は非常に意義のある本と思います。
ぜひ、ご興味のある方は申し込みをしてみてください。※回し者じゃないです。私は1銭ももらってませんよ(笑)
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