スニーカーってどんな靴の事？ウォーキングシューズとの違いは？

2021年8月18日

　こんにちは。足と靴の専門店『くずは優足屋』の西岡です。お客様から「スニーカー置いていますか？」とお電話で問い合わせがあったとき、少し返答に困ってしまいました。というのもスニーカーって明確な定義が存在しない俗語なんですね。今日はスニーカーについて記事にしてみます。

スニーカーってどんな靴の事？？

　スニーカーはwikipediaから文言を借りると『天然皮革や人工皮革、合成繊維などのアッパーとゴム底などで製造された運動靴の一種。』ということです。

　英語で『sneak』を調べてみると日本語で『ひっそり』だそうです。ですから『sneaker』というのは『ひっそり歩く人』という意味になります。

　歩くときにカツカツと音の出る革靴やヒールと区別してゴム底で音を立てずに歩ける靴としてスニーカーという名前がついたようですね。

　今はスニーカーというと普段履きの運動靴の総称のような風潮がありますが、テニスシューズやバスケットシューズ、ランニングシューズ、ウォーキングシューズも全てスニーカーとくくることが出来ます。

　みなさんが良く履いているスニーカーも元々はスポーツ用のシューズなんです。例えば未だに根強い人気のあるスニーカー、アディダスのスタンスミス。

　シューズのタン（ベロ）の所におっさんの顔が有りますよね？このおっさんがスタンスミスさんです。このおっさん、実は１９６０年代から１９７０年代にアメリカで活躍したテニス選手なんです。

　当時テニスシューズとして使用されていたシューズが現在、スタンスミスという選手の名前がそのままシューズの名前としてみんなが普段履きに使うようになったんです。

　天然皮革をしようしたシューズで足になじんで履きやすいですが、元々はテニスシューズですから歩くことに適した作りはしていません。

　こちらのシューズはニューバランスの５７４シリーズ。一時期はものすごい人気でしたし、足を入れたことがある人が非常に多いシューズでは無いでしょうか？

　このニューバランスの５７４は元々はオフロードランニングのシューズなんです。今でいうとトレイルランニングみたいなものですね。不整地を走る際に履くシューズとして作られたものが、今普段履きのシューズとして愛用されているんです。

　ではウォーキングシューズとはいったいどんなシューズなのかというとその名の通り、歩くことに適した作りをしたシューズです。ですから、歩くのにスニーカーであればどれでも一緒では無く、ウォーキングシューズを履くとより快適に歩いていただけます。

　写真はニューバランスのウォーキングシューズ８８０シリーズ。歩く際の体重移動がしやすいようにソールの溝の配列が考えられていたり、踵の部分に衝撃を吸収するようにクッションを入れていたり、長時間履いて歩いてもストレスを感じません。

　歩くときにスニーカーや運動靴であればどれでも良いと思うかもしれませんが、ウォーキング用の靴はやはりウォーキングの動きに即した作りをしているのでオススメですよ。

　最後までお読みいただき、ありがとうございました！

ウォーキングシューズ・オーダーメイドインソール・フットケア
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