子どもがすぐ靴下を脱ぎたがる理由 シューフィッター的考察

こんにちは。足と靴の専門店『くずは優足屋』の西岡です。
子どもってすぐ靴下脱ぎたがりませんか?私には5歳の娘と3歳の息子がいるのですが、保育園から帰ってくると二人ともすぐ靴下を脱ぐんです。
それって何でかなぁって思ったのをシューフィッター的に考察してみました。

目次

足裏からの情報ってとっても大切!

子どもがなぜ靴下を脱ぎたがるのかを考えると、まず先に思いつくのが体温調節の機能。乳幼児は大人と比べて体温調節がうまく出来ません。ですから、靴下を履くと大人よりも汗をかきやすく、汗を吸った靴下は不快に感じ、すぐに靴下を脱いでしまうという見立てです。

もちろんそれも大きな要因の一つではあると思いますが、みなさん

メカノレセプターって知ってますか??

足の裏に無数にある感覚受容器のことです。この感覚受容器が地面の状況を瞬時に把握し、脳に伝えることで身体のバランスを整えているんです。

視覚から得られる情報だけでは無くて、足裏のメカノレセプターからの情報も併せて脳が判断し、転んだりしないように手足を動かす指令を出すんですね。

ですから、裸足で歩いて足裏が刺激されるとその情報が脳に伝わるので脳が活発に活動するんです。この足裏からの刺激を乳幼児の間は無意識に欲しているんじゃないか?というのがシューフィッター的考察です。

足底把握反射について

あと、赤ちゃんの手のひらを触ったり、何か物を置いたりすると握ろうとします。このことはみなさんご存知の方が多いとは思うのですが、足裏も同じように足の裏を触ると、指を曲げて反応します。

これを足底把握反射と言うそうです。

足裏からの刺激に対して指を動かし、それが立ち上がったときの手助けになって、やがて歩き始めるのでしょう。

赤ちゃんや子どもの足を見ていると本当に柔軟です。足裏はスベスベで柔らかくて、指も器用に動かします。

それが大人になってみるとどうでしょうか?足裏はカチコチで指も上手に動かない。そんな人が大半では無いでしょうか?

常に靴下を履いて、外では靴を履いて、家の中でもスリッパを履いて、そんな生活で足の機能がどんどん失われていってるんでしょうね。

だからみなさん、子どもがすぐ靴下を脱いでも無理に履かせずに

「あっ、足裏が刺激されてる!」と思ってください笑

そして、時々裸足で遊ばせてあげてください!

って言っておきながら自分の子にそんなことさせて上げれてないのがジレンマなんですけどね・・・。

以上、子どもがすぐ靴下を脱いでしまう理由 シューフィッター的考察でした。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

注:くずは優足屋では子どもの靴の取り扱いはありません。

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