こんにちは。足と靴の専門店『くずは優足屋』の西岡です。足にお悩みをお持ちのお客様のご来店が多いので、靴の減り方を気にされている方もいらっしゃって、よく「靴の踵の外側ばっかり減るんです。歩き方が悪いんでしょうか?」とご質問を受けることがあります。今日は靴の減り方について解説します。
靴の踵の外側が減る要因は歩き方ではありません。
上の写真をご覧ください。これ私、くずは優足屋店主西岡の靴です。毎日1万歩以上歩くのでかなり踵がすり減ってしまいました。あれ?踵の外側が減っていますね。
靴の踵の外側が減ることを気にされる方が多いのですが、実はこれは歩き方がおかしいからではありません。むしろ真っすぐに減っている方がおかしい可能性が高いです。
なぜかを説明すると、
上の写真をご覧ください。身体の中心に線を引くと、足・脚は中心よりもやや外側についています。足を揃えればもう少し真ん中に寄りますが、それでも中心よりもやや外側にあります。
この状態から歩く動作をすると、身体がふらつかずにバランスを保とうとすると次の写真のように足を踏み出すことになります。
このようにつま先がやや外側を向き、靴の踵の外側から着地するようになります。踵の外側→小指球(小指の付け根)→母指球(親指の付け根)→指と体重が移動するのが自然な歩行なんです。
ですから、踵の外側が減ること自体はそんなに気にしなくてもいいことです。
逆にこんな方は歩き方に癖があったり、身体のバランスが崩れている可能性があります。
- 踵の真ん中がすり減っている。
- 踵の内側がすり減っている。
- 靴の側面がすり減っている。
- 左右で減り方が大きく異なっている。
また、靴底がすぐにすり減ってしまうという方はもしかすると、靴をキチンと履いていないかもしれません。靴紐を緩めた状態で履くと、靴を引きずるような歩き方になってしまい、靴底はすぐに減ってしまいます。
身体のためにも靴を長持ちさせるためにも靴紐しっかり締めて履くということはとても重要な事です。
靴底をあまり気にしていなかったという方は一度、ご自身の靴底を見て確認してみてください。靴底にはその方の癖が出るものです。
※追記 写真は私の靴ですが、私はO脚気味なので、やや外側の減りが大きいです。通常はもう少し真ん中寄りの外側が減る人が多いと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
ウォーキングシューズ・オーダーメイドインソール・フットケア
足と靴の専門店『くずは優足屋』
大阪府枚方市楠葉中町1-4
090-6322-7220
kuzuha-yusokuya@outlook.jp
コメント