足の爪が黒くなるのは靴のサイズが小さいから？？

　こんにちは。足と靴の専門店『くずは優足屋』の西岡です。昨日は足にお悩みをお持ちのお客様がご来店。お話を聞くと、「足の爪が黒くなってしまうんです。」とのこと。爪内出血を起こしている状態ですね。足型を計測後、シューズのフィッティングをさせていただきました。

爪が黒くなる原因はサイズだけの問題では無い。

　一般的に靴を履いて爪が黒くなってしまった方は「靴が小さかったかな？」と考えられることが多いです。確かに小さい靴を履いてしまった場合、爪が内出血を起こして黒くなってしまうことがあります。

　しかし、今回のお客様のケースは別の要因と考えられました。それはなぜかと言うと親指の爪の内側が黒くなっていたという事と、足型を計測すると幅の細い足型をされていたからです。

　足幅は計測してみるとCでした。女性の標準がE程度なので２段階細身の足型です。

　今履いているスニーカーもサイズは特に問題無く、爪が当たってしまう心配はなさそうなのですが、幅が広めのスニーカー。そして、それを靴紐をしっかり締めずに履かれていました。

　このような場合、靴の中で足が斜め前方にずれてしまうことが多く、親指の爪の内側に負担がかかったんだと思います。

　今回ご提案させていただいたのはやや細身の足型で作成されたムーンスターのSP2900。幅の狭いお客様の足にもピッタリ合いました。ご旅行に行くのに使いたいらしく、「白は汚れるかぁ・・・。」と心配されていましたが、気に入っていただけたようでご購入くださいました。

　実は私自身もマラソン用のシューズで爪が黒くなった経験があります。普段２５．５ｃｍのランニングシューズを履いていたのですが、兄から２６．０ｃｍのワイド幅のランニングシューズを譲ってもらったので、それを使いました。

　同じメーカーのランニングシューズ。２６．０ｃｍの方が大きいはずなのにつま先が当たる感覚があるのです。細身の自分の足型にワイド幅のシューズが合っていなかったので、前ズレして爪が当たってしまったんです。

　このような事があるので、ただ単にサイズを大きくするということでは解決できない事もあります。足幅に合っていなかったり、靴紐を締めていなかったりすることで爪が黒くなってしまうこともあるのです。

　くずは優足屋はどのような足型のお客様が来られても対応できるように商品を取り揃えております。ぜひ、足の事、靴の事ご相談ください。

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