靴の寿命は?どのくらいの頻度で買い替えればいいの??

 こんにちは。足と靴の専門店『くずは優足屋』の西岡です。今日はお客様から「靴ってどのくらいの頻度で買い換えた方がいいんですか?」と2回聞かれましたので靴の寿命や買い替える時の目安などを解説していきます。

目次

靴の寿命は・・・わかりません!

 靴屋を営んでいると「靴ってどのくらい持ちますか?」とよく聞かれるんですが、明確に答えることが難しい質問で正直な所、わかりません!(笑)

 というのも、もちろん靴によってそれぞれ使用している素材も違いますし、お客様によってそれぞれ歩く量や頻度も異なります。また、歩き方や姿勢によっても体重のかかり方が変わってきますから、靴底の減り方も異なります。

 大柄なお客様なのか、小柄なお客様なのかによっても違います。そんな風に色々な要素が絡んでくるので簡単に「1年です。」とか「半年です。」とか言えるようなものでは無いんですね。

 昨日来られたお客様なんかは歩いて日本一周を目指している方なので歩く量が半端では無いので、他の人よりも消耗はかなり早いです。だから本当に人それぞれですね。

 でも、だからといって「人それぞれです。」で終わってしまったら、困ってしまうと思うので買い替えの目安についてもお伝えします。

最もわかりやすいポイントは靴の踵!

 買い替えを検討する目安として一番わかりやすいのは靴の踵を見る事だと思います。ほとんどの方が歩くときに踵から接地します。そのため最も消耗が激しいのが踵になります。

 冒頭の写真は左側が私が約1年間使用したもので、右側が新品です。随分踵がすり減ってしまっているのがわかりますね。ほぼ毎日、通勤で約4キロ程歩きますので消耗はかなり早いです。

 これだけ減ってしまうと歩く際に足が傾いてしまいますから、身体への負担が大きくなってきます。私もちょっと履きすぎました。最後の方は足首に疲れがきやすくなってしまいました。

 裏を見るとこんな感じ。踵の中心からやや外側が減っているのが普通です。私の場合、O脚なので外側の減りが多くなっています。

 こんな風に黒いゴムの部分が無くなってしまい、白い部分が見えてしまっているときは買い替え時です。白い部分の素材は非常に柔らかい素材のため、踵を地面に着いた時に不安定になってしまいます。

 不安定な着地をしてしまうと、身体が左右に振られることになってしまい、身体に歪みが生じてしまいます。

 街中でもボロボロに踵がすり減った靴を履いて歩いている人を見かけますが、いずれ膝や腰など、不調が来ると思います。職業柄、思わず声を掛けたくなってしまうこともあります(笑)。

 今一度、ご自身の靴が大丈夫か履く前にチェックしてみましょう。

履き方でも変わってくる靴の寿命

 また、靴の履き方も大切です。踵がすぐにすり減ってしまうという場合は靴紐をしっかり締めて履きましょう。靴紐が緩いと靴を引きずるようにして歩いてしまうため踵の減りが早くなります。

 靴紐を締めることは歩きやすくなり、身体の姿勢も保ちやすくなるので靴の寿命だけでなく健康、すなわちご自身の寿命を延ばすことにもつながりますので大切な事です。

 時々、踵を踏んだ状態で靴を履いている人を見かけますが、それはご法度です。絶対にやめてください。踵は靴の命と言われ、踵をつぶすと身体を支えることが出来なくなります。踵をつぶさないように注意してください。

 昔はソールの張替えが出来る靴も多くありましたが、現在は少なくなっていますので、靴は消耗品です。底の減ったシューズを履き続けることは身体へのリスクになりますから、定期的にチェックして買い替えを検討しましょう。

 最後までお読みいただき、ありがとうございました。

ウォーキングシューズ・オーダーメイドインソール・フットケア
足と靴の専門店『くずは優足屋』
大阪府枚方市楠葉中町1-4
090-6322-7220
kuzuha-yusokuya@outlook.jp

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