浮指など足の指の異常を引き起こすロック歩行に注意!

 こんにちは。足と靴の専門店『くずは優足屋』の西岡です。ほとんどの方は聞いたことが無いかと思いますが、ロック歩行と呼ばれる歩き方(靴の履き方)があります。浮指など足の指の異常が起こりやすく注意が必要です!

目次

ロック歩行って何??

 大きめの靴を履いたり、靴紐を結ばずに緩い状態で履いたりすると、靴の中で足が泳いでしまわないように無意識に足の指を反らせたり、足の指を大きく曲げることで靴の中で足を固定するようになります。これがロック歩行の状態です。

 ロック歩行の状態だと、足の指が使えなくなり、踵と指の付け根の部分で歩くようになってしまいます。

 そのまま足の指が使えずに上を向いたままになってしまった状態が『浮指』です。また、写真の下の図のように指が大きく曲がったまま伸びなくなるのを『ハンマートゥ』と言います。

子どもの靴、大きめを選んでしまっていませんか?

 すぐ足が大きくなるからと子どもの靴、ついつい大きめを選んでしまっていませんか?靴は大は小を兼ねませんよ!

 大きめの靴を履くと、『浮指』や『ハンマートゥ』といった足の指の異常を引き起こす原因になります。指がうまく使えない状態になると、身体のバランスが崩れ、姿勢が悪くなります。

 また、お子さんの足の大きさを測ったことはありますか?最近では子ども靴を扱っている所は計測してくれたりするのでぜひ測ってみましょうね。でも、ほとんどのお店は「足の大きさ測ってください。」と言わないとしてくれないからお願いしましょう。

 ついつい子どもの靴のサイズを選ぶ時、「今履いているのが20cmだから次は21cm」と前のサイズから考えて大きめを購入してしまいますが、実はそんなに大きくなっていなかったりするものです。

 そんなに大きくなっていないのに次のサイズをどんどん買っていくと、実は全然違うサイズを履いてたということにもなりかねません。計測してもらって何センチだったかをメモしておくなどすると良いでしょう。

 今、子どもたちの足に『浮指』が非常に増えていると言われています。まずは靴選びから真剣に考えていかないといけないです。

適切なサイズを選び紐やマジックテープで足を固定しましょう。

 ロック歩行にならないためには、足型を計測した上で適切なサイズを選び、踵を合わせて足の甲を紐やマジックテープで固定します。適切なサイズ選びが出来ていれば足の指の周りには動かせるだけの余裕が出来ているはずです。

 このようにして履くことで靴の中で足が泳がずに、指にしっかりと体重を乗せて歩いたり、走ったりすることができます。

大人も注意!パンプスは大きさに関わらずロック歩行の危険性大!

 子どもだけに限った話ではありません。大人の方も大きめの靴を紐を緩めた状態であるくと同じようにロック歩行になります。

 すると、足の安定感がなくなってしまい、姿勢が崩れ、膝の痛みや腰の痛みなど様々な悪影響がでます。

 また、最近お仕事のパンプスで足が痛いということが話題になっていますが、パンプスはサイズが適切かどうかに関わらずロック歩行になってしまう可能性が高い履き物です。

 なぜなら、紐やマジックテープなど甲の部分を固定するものが無いうえに、ヒールが高くなっているため足が靴の中で前滑りしてしまい、指を使えない状態になってしまうのです。

 ですから、パンプスで足が痛いという方はヒールが高くなく、甲部分をマジックテープで固定できるもの、そして適切なサイズのものを履くと楽に歩けるようになると思います。

靴の選び方や履き方は健康に大きな影響を与えますから、真剣に考えていきましょうね!

P.S くずは優足屋では子どもの靴は取り扱いがありません。予めご了承ください。

参考文献:お母さん!子どもの足が危ない!p.23 笠原巖著 宝島社

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大阪府枚方市楠葉中町1-4
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