真っすぐ歩けないのはなぜ?歩くときの体重移動の方向。

 こんにちは。足と靴の専門店『くずは優足屋』の西岡です。先日、駅の構内の細い通路を歩いていたら、前方に50代くらいの女性。私、店主西岡は歩くのが速いので追い越そうとしたのですが、左から抜こうとしたら女性も左にヨロヨロ、右から抜こうとしたら今度は右にヨロヨロ・・・。追い抜けない!

 ご自身は真っすぐ歩いているつもりだと思いますが、真っすぐに歩けていない方は非常に多いです。今回は歩くときの体重の移動についてテーマにしてみたいと思います。

 駅で追い抜けなかった女性ですが、歩いている足元を見ると恐らく偏平足です。靴を履いているので実際に偏平足かは確認の仕様が無いですが、たぶんそうでしょう。

 上の図を見ていただければわかりやすいのですが、ほとんどの方が歩くときに踵の外側から着地をします。そして、体重は一度小指側に移動します。その後、母指球側に重心が移動し、標準的な足型の方であれば第二趾くらいの所から重心が抜けて足が地面から離れます。

 偏平足の方は、踵から着地して一旦は外側に体重が流れますが、その後、内側に大きく重心が移動します。足のアーチの崩れから足が内側に倒れやすく、過回内(オーバープロネーション)を起こしてしまうからです。

 過回内(かかいない:オーバープロネーション)を起こしてしまうと、身体は左右に振られやすく、足首や膝、腰など様々な所に負担をかけてしまいます。外反母趾で痛みが出る要因の一つも過回内です。

 仕事柄、通勤の時についつい人の歩き方や足元をチェックしてしまうのですが、過回内を起こした状態で歩いている人は男女問わず結構多いです。

 逆にハイアーチ(土踏まずの高い)の方は、逆に回外といって、足が外側に流れてしまう人もいます。偏平足のように左右に身体が振られるということは少ないのですが、足裏に柔軟性が無く、人によってはすぐに足裏が痛くなるという方もいます。このような足型の方にはクッション性の高い靴を履いてもらうほうが楽に感じやすいですね。

 偏平足で真っすぐに歩けないという方はインソールの作成がオススメです。足のアーチをサポートすることで、過回内を抑えて、真っすぐスムーズに体重が移動するのを助けてくれます。

 今日は歩くときの体重の移動についてテーマに記事にしてみました。最後までお読みいただきありがとうございました。

※真っすぐ歩けない原因は筋力の問題や靴の問題など様々有りますが、今日は足元からアプローチしました。

ウォーキングシューズ・オーダーメイドインソール・フットケア
足と靴の専門店『くずは優足屋』
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